理事長 松浦克次

本校の大きな特徴はアメリカにありながら日本語で日本の文化を学べるところにあると私は思っています。日本語で授業を受けるという言語の部分ももちろん大切ですが、日本文化を学ぶことも近年では更に重要度が増しているように感じます。

 ここ補習校にはそういった複数の文化を理解しているバイカルチャー、マルチカルチャー人材が育ちやすい環境があります。将来、本校で学ぶ子供たちが国際舞台で必要とされる日が来ることを想像すると、理事として補習校に携われることを誇りに思います。

 今年はオンラインでスタートを切ることになります。

「“点”と“点”の繋がりは過去を振り返った時にしかわからない。だから今やっていることが将来の“点”として実を結ぶと信じて進むしかない。」というスタンフォード大学での故スティーブジョブズ氏による卒業式スピーチの一節が好きで、よく思い出します。

 コロナ禍の今、社会は良い状況とは言えません。補習校も同様です。しかし今、子供たちに何をしてあげられるのかに注力し、将来に繋がる“点”を打ち続けることが必要だと思います。そして将来、今日という日を振り返った時にその“点”が実を結ぶことがあると信じ、学校、保護者が手を取り合って一歩ずつ進んで行ければと思います。

 今年一年、どうぞ宜しくお願い致します。