学校長 水谷 靖

子どもたちみんなが頑張って通った補習校、令和4年度は、3月11日の「卒業式・修了式」をもちまして、一年間を締めくくりました。
この一年間、教職員一同、補習校を応援してくださる皆様の期待に応えられるよう努めてまいりました。その間、補習校に寄せられましたご理解とご協力に、深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
振り返りますと、4月、3年ぶりに全校「対面授業」をスタートさせて以来、先生方の細やかな指導、事務局の努力とサポート、理事会のご理解とご支援、そして保護者会の献身的なご協力により、子どもたちは、お友だちと他愛のない話をしたり、時にはぶつかったりして過ごすことができました。また、同じ空間で考えたり意見を交わしたりできることが、楽しく感じられ、一年があっという間に過ぎていきました。
この一年の活動を通して、子どもたちは、一人では難しいことも、仲間と一緒ならば、どんなことでも挑戦でき、大きな力を生み出すことができるという経験をし、いつしか集中力や苦しい時にもあきらめない心、失敗しても立ち上がる力などを身に付けました。お家の人たちに温かく見守られ、支えられたからこその成長でした。
まもなく、令和5年度が始まります。
令和5年度は、子どもたち一人ひとりの可能性が大きく膨らみ、夢へ向かって飛躍するような年にしたいと思っています。そのために学校は、保護者会、理事会、事務局、先生方と連携協力し、子どもたちが「分かった、できた」の笑顔に溢れ、今年の干支「うさぎ」にちなんでぴょんぴょん跳びはね、大きくたくましく飛躍していくことができるよう、取り組んでまいります。
引き続きのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
改めまして、補習校で学ぶ子どもたちには、それぞれのよさを尊重し協働しながら問題解決に取り組む「生きる力」を身に付けさせ、持続可能な国際社会の担い手として、「いつか世界の架け橋」になるよう、努めてまいります。
そのために補習校を、子どもたちにとってかけがえのない大事な空間にしていきたいと思っています。それぞれ住むところ、通う現地校も違う子どもたちが、週に一度、同じ場所に集まってくるからです。
その空間の中で、「ともに学び・ともに遊ぶ」活動を通して、「日本語で学ぶ楽しさを感じる」ことを重点に、令和5年度も取り組んでまいります。
最後になりましたが、今年度、補習校を応援してくださいました皆様へのお礼と、次年度への思いをお伝えし、令和4年度末のご挨拶とさせていただきます。