「入学式」
令和8年度入学式を挙行し、新入生が期待に胸をふくらませながら新たな学校生活をスタートしました。式では新入生呼名、新入生の抱負や記念品授与が和やかに進み、保護者の皆様に見守られながら温かな雰囲気に包まれました。子どもたちの表情から、これからの成長への意欲が感じられる、晴れやかな門出となりました。



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「中学部新入生歓迎のことば」
春のこの佳き日、新⼊⽣の皆さん、ご⼊学おめでとうございます。
⼀年前、私も皆さんと同じように、緊張しながら歓迎の⾔葉を聞いていたことを思い出します 。正直に打ち明けると、当時は新しい環境に圧倒されていて、先輩⽅のスピーチをしっかり聞き取る余裕もないほど、⾃分が小さく感じられていました。
中学部では勉強が⼀段と難しくなり、慣れるまで時間がかかるかもしれません。私⾃⾝、最初は授業についていくのがやっとでした。ですが、思い切ってクラスメイトや先⽣⽅に助けを求めたことで、⼀⼈で抱え込む不安は、いつの間にか周囲との強い絆に変わっていきました。
この⼀年で、私が学んだ最も⼤切なことは、友達の⼤切さです。わからないところを教え合い 、定期テストでは、お互いを⿎舞しあって努⼒する。仲間と協⼒して問題を解いた達成感は 、何物にも代え難いものです。また、⾏事はもちろん、何気ない休み時間も、友達がいるだけで ⼼から楽しいと思えました。
中⾼部には、勉学以外にも輝く瞬間が沢⼭あります。例えば、夏のスポーツ⼤会。クラス⼀丸 となって声を掛け合い、勝利を掴んだ時のあの⾼揚感は、きっと⼀⽣忘れることはありません 。クラスTシャツを作って団結した⽇々は、まさに「⻘春」そのものでした。他にも、駄菓⼦フェスや学芸祭など仲間との⾏事の数々は、どれもかけがえのない思い出です。
優しくて面白い先⽣⽅も、私たちの強い味⽅です。困ったことがあれば親⾝に相談に乗ってくださり、どんな些細な話も根気強く聞いてくださる、そんな先⽣⽅のおかげで、私たちは毎週 楽しく学ぶことができています。
しかし、「どうして⼟曜⽇にまで勉強しないといけないのだろう」と、立ち止まってしまう⽇があるかもしれません。ですが、そんな⽇を乗り越え、仲間や先⽣⽅と笑い合ったことを思い 返し、「やっぱり来てよかった」と思える⽇が必ず来ることを私は知っています。
躓きそうになった時は、ぜひ周りを頼ってみてください。私たち上級⽣も、皆さんが中学部⽣ 活を楽しめるよう、精⼀杯サポートします。困ったことがあったら、気軽に声をかけてください 。この学舎で、皆さんがかけがえのない素敵な思い出を積み重ねていけるよう、⼼から願 っています。
令和 ⼋年度 サンフランシスコ⽇本語補習校 中⾼部サンノゼ校 中学部在校⽣代表 ⼆井 葵
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「中学部新入生抱負」
本日は、ぼくたち新入生のために、このようなすばらしい入学式を開いてくださり、ありがとうございます。今日から晴れて中学部の一員となれることを、大変うれしく思います。
これから始まる中学部では、授業が難しくなったり、今までなかった期末テストが始まったりして、不安なことも多くありますが、先生方や友達の力を借りてがんばりたいと思います。
一方で楽しみなこともたくさんあります。
一つは、駄菓子フェスやスポーツ大会などの小学部にはなかった様々な行事です。特に、普段はほとんど食べる機会のない駄菓子を食べられる駄菓子フェスが楽しみです。
そしてもう一つ、補習校でしか会えない友達に会えるのがとても楽しみです。ぼくが小学部にいた時、友達といっしょに遊んだり、みんなでお弁当を食べたりするのが一番うれしいことでした。中学部でまた友達と楽しい時間をすごしたいと思います。
これからの学校生活は、新しいことがたくさんで、山あり谷ありだと思いますが、苦労を乗りこえながら三年間がんばります。そして、先輩方のようにみんなのお手本になれるよう、努力していきます。
先生方、先輩のみなさま、これからどうぞよろしくお願いします。
令和八年度 サンフランシスコ日本語補習校 中高部サンノゼ校中学部 新入生代表 山口純輝
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「高等部新入生抱負」
ここアメリカの地にも春の柔らかな日差しが感じられる季節となりました。新しい季節の始まりとともに、サンフランシスコ日本語補習校での高校生活を始められることを大変嬉しく思います。本日はこのような素晴らしい式を開催してくださり、新入生を代表し、心より感謝申し上げます。
今日ここに集まった新入生の多くは「友達とともに過ごしたい」という期待を胸に高等部に入学したのではないかと思います。私自身にとってもその思いがこの高等部に進学した大きな理由の一つでした。
私たちのバックグラウンドは様々です。日本で生まれ育ってアメリカに来た人も、アメリカで生まれて育った人も、また日本やアメリカ以外の国を故郷に持つ人もいるでしょう。みんなそれぞれ違った環境で育ってきましたが、今日、私たちは補習校高等部に入学するという新たなスタートラインに立ちました。これから始まる高校生活をこの仲間とともに歩んでいきたいと思います。
私たちは多様な仲間の視点や考えを繋ぎ、互いの価値観を共有することで、新しい視野を広げることができます。日々の授業で意見を交わし合い、学校行事をともに作り上げたりすることで、改めて日本の文化に触れ、学びたいと考えています。様々な背景を持つ私たちだからこそ生み出せる、高校生活を築いていく決意です。
中学の国語の授業で「温かいスープ」という作品を学びました。この作品の中で、筆者である哲学者の今道友信さんは「相手の立場を思いやる優しさ」こそが国際性の基調であると述べています。
今、世界では価値観や文化の違いによる対立やすれ違いが絶えません。だからこそ、私達は高等部での学びを活かし、一人一人の立場や背景、価値観を理解することに加え、人を思いやる力を培い、国際社会で生きる力を育んでいきたいと思います。
最後に、先生方や保護者の皆様には、これからも温かいご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。これからの二年間、この高等部での一期一会の出会いを大切にし、仲間と切磋琢磨しながら成長していくことをここに誓い、新入生代表の挨拶とさせていただきます。
令和八年度 サンフランシスコ日本語補習校 中高部サンノゼ校高等部 新入生代表 安藤 圭吾
