夏期集中学習期間 6月17、20~24、27~30日

教育講演会

海外に暮らしながら、どのように日本語を維持していけばよいか、日本に戻ることへの不安、現地校との両立など、それぞれの思いや悩みを抱え、子どもたちを補習校に通わせていらっしゃる保護者の方たちは多いです。そこで、海外での教職経験も豊かな水谷靖 校長先生にお話を伺い、子どもも保護者も楽しく感じられる子育てについてみんなで考えました。

本校では、朝会の活動目的が最大限に達成できるよう、全体・学年・学級朝会のの3種類の集団に分け、その日の内容に応じ使い分けをしています。ラジオ体操、校歌指導や大縄跳び、七夕祭など、この10日間は盛沢山で朝から子どもたちは活気付きました。平日は職場に急ぐ保護者の方が多いので登校時はドロップオフを実施、交通整理や児童が車から安全に降りられるようサポートするドロップオフボランティアさんが大活躍でした。

幼小・小中連絡会

昨年度小学部を卒業し、中学部へ進学した生徒の様子を参観したり、関係する先生方と情報交換をするために、昨年度の6年担任が中高部を訪れました。日本語で学び考え、国際社会に貢献する力強い子どもたちの育成を目指し、一貫した教育が円滑に進むよう連携を深めています。幼小連絡会も並行して行われました。成長した子どもたち、久しぶりに会う先生、お互いが満面の笑顔で再会を喜び合っていました。

音読発表会

日ごろの学習の成果を発表しようと、本校は全学年ともに発表会が盛んです。今日、2年生は1年生を招待し「スイミー」の音読発表をしました。次の日は保護者をお招きし参観していただきました。会の終わりには、音読した物語の中からクイズを子どもたちが作成し、保護者に問いかけ、答えていただくなど、参加者が一体となって楽しむ会となりました。

幼稚部

今年も、毎日通う集中学習ならではの企画がたくさんありました。「海の生き物について知ろう」→「海の生き物を作ろう」→「海の生き物で遊ぼう」と、5日間をかけて学び、自分たちで作った「海の生きもの遊び」をしました。まとめとして「海の生きもの復習クイズ」もあり、この5日間の保育活動で子どもたちにたくさんの学びがあったことが分かります。

見つけたもの

挨拶運動

本校は挨拶指導に力を入れています。登下校時、入退室時、始終業時など子どもたちは互いに声を掛け合っています。特に集中学習では毎朝校門に立つ当番学級や児童会委員たちによる「おはようございます。」の挨拶は、みんなを元気付け、そこから校内が活性化していくのがよく分かりました。昼休みには児童会委員による「見回り隊」や「音読さん」活動が行われ、委員たちは、学校をよくしようと学年を超えた仲間作りに励んでいました。

読み聞かせ

図書委員も活躍しました。昼休みが終え、読書タイムになると5,6年生の図書委員たちは、2日に分けて幼稚部や1~3年生の教室を訪問し、紙芝居の読み聞かせをしました。委員たちは、毎日練習した成果を発揮し、気持ちを込めて上手に読み聞かせるので、聞いている子どもたちはもちろんですが、先生までもが、びっくり感心! 「さすが、図書委員さん!」と、いつまでも拍手に包まれ、読み聞かせ図書委員たちは成就感で輝いていました。

研修

先生たちも健康に留意し、この10日間を有意義に過ごしました。この期間、10名の先生方が校内研究授業を行い、指導技術研磨に励みました。放課後は派遣教員による「業務改善と授業重視について」や「安全教育について」などの研修があり、エピペン投与や心肺蘇生の手順などを学び、日ごろの業務に生かせるよう訓練を重ねる良き機会となりました。

合同学習

国語3年教材「夏の暮らし」4年教材「夏の楽しみ」を2学年がクラスごと一緒になり、3年「俳句を楽しもう」4年「短歌・俳句に親しもう」の単元につなげようと合同学習をしました。この日のために数日前から先生たちは「一緒に食べようかい」を昼食時に企画しました。初めは顔も見ず何も話さなかった3,4年生グループが昼食会を重ねるごとに親しくなり、本番の合同学習では皆自信をもって考えを伝え合える環境が出来上がり、興味をもって学習した成果が見られました。

集中学習の成果発表

この10日間を有意義に過ごそうと、集中学習が始まる初日に各学級ごと、学習面・生活面での目標を立てました。「1日3回以上発表する。」「夜9時には寝る。」など、子どもたちは自分たちで立てた目標を毎日自己評価しながら過ごしました。最終日の朝会で、その「目標と成果」を全学級が発表しました。集中学習だけに終わらず、この成果をさらに伸ばしていきたいとみんな誇らしげに発表し、10日間の集中学習の幕を閉じました。

外での学習

友達といっしょ、先生といっしょ