6月17日、幼小部サンフランシスコ校は校舎をクラレンドン校に移し、夏期集中学習が開始されました。先ずは、職員全体打ち合わせ、各教室を整え、敷地の隅々まで安全点検を行いました。子供達は慣れない場所への登校で、初めは不安そうな面持ちでしたが、直ぐにお友達を見つけると、いつもの明るい笑顔に戻っていました。全校朝会では「集中学習中の心得」を聞き、それからラジオ体操。体がほぐれたところで各教室に入りました。校舎が変わるたびに行われる避難訓練。集中学習2日目は「不審者侵入を想定した訓練」を行いました。安全が確認されてから外に整列し、全員の無事を確認するまで3分27秒。皆、真剣に取り組みました。
今年の集中学習は、借用校の関係から幼小中高が合同で行うことになりました。この機会をチャンスと捉え、幼小部、中高部の職員のみならず、子供達も児童会&生徒会企画を中心に積極的に交流を深めました。これまで最上級生だった6年生も、中高生の前ではかわいい子供達。「きゃー、かわい~い!」といたるところで響く中高生の声と、カッコよくって優しいお兄さん、お姉さんに向ける憧れの眼差しとが溢れたキャンパスは、周囲の大人の頬をも緩めました。
空き時間は外に出て、縄跳びをしたりドッジボールをしたりと大忙し。図書コーナーでは児童図書委員が保護者ボランティアさんのお手伝い。皆がよく見えるようにと本をきれいに並べてくれました。今年は保護者の皆さんのおかげで600冊もの本が集まりました。
お昼休み、皆で輪になって食べるお弁当は最高!一日で一番うれしい時間。「今日はお花のたまごやきだよ。」「私はねぇ・・・。」先生にもかわいいお弁当を見せてくれました。おなかがいっぱいになったらジャングルジムで大暴れ。中上級生はお掃除パトロール。お掃除当番さんは、実はとっても人気があるんです。
集中学習中には、毎日登校するからこそできることがたくさんありました。夏祭りのために毎日準備した「焼きそば」や「お寿司」、毎日練習したラジオ体操に盆踊り、役を決めて劇の練習もしました。先生方にインタビューして作った壁新聞の大作。人体模型は自分の身体と同じ大きさに作りました。もちろん臓器も実物大です。ゴムや風、電池の力で走る車も水ロケットも、すべて自分たちで作りました。びしょびしょになりながら飛ばした水ロケットは、補習校の子供達の明るい希望と夢をのせて、どこまでも高く、自由な空に飛んでいきました。